テレビ番組『ケンミンショー』で紹介されていた、豪快な“藁焼きカツオのたたき”。
ジュワッと香ばしく、まるで目の前で炎が上がるような臨場感を見て、「これは…本場・高知で食べたい!」と思った人も多いのではないでしょうか?実は私もその一人です。
しかも今回は、小さな子ども連れの家族旅行。移動や食事、宿泊先の選び方まで、安心して楽しめるプランを探すことに。調べてみると、高知は“車がなくても”駅前から始まる観光が充実していて、子連れ旅にもぴったりなスポットがたくさんあることがわかりました。
この記事では、「ケンミンショーで気になったカツオのたたきを実際に食べに行く」をきっかけに、
高知観光を1泊2日〜2泊3日で楽しむモデルコースをご紹介します。車あり・車なしのプラン両方に対応しつつ、冬でも楽しめるスポットや、子どもと一緒に体験できる自然・文化体験も盛り込みました。
見るだけじゃもったいない!高知の美味と魅力を、家族みんなで味わいに行きましょう!
駅前で味わう本場のカツオのたたき!子連れにもやさしい高知観光グルメスポット
路面電車でラク移動!高知駅前〜中心街の歩きやすい回り方
高知市の観光は、車がなくてもとてもスムーズに楽しめます。その理由の一つが、市内を走る「とさでん交通」の路面電車です。高知駅を起点に、南北へと市街地をつなぐこの電車は、観光客だけでなく地元の人の足としても大活躍。特に子連れ旅行の場合、ベビーカーを押しながらの移動が多くなりますが、この路面電車は低床式の車両も導入されており、段差が少なく乗り降りしやすいのが嬉しいポイントです。
高知駅前から路面電車でわずか5〜10分ほどで「はりまや橋」や「大橋通」などの観光地にアクセスできます。例えば、カツオのたたきで有名な「ひろめ市場」へ行くには、「大橋通」駅で降りて徒歩2分。地図を片手に歩かなくても、電停からすぐに目印が見えるので迷う心配も少ないです。
駅前からの徒歩移動も十分可能で、商店街や公共トイレも多く、休憩しながらのんびり散策できるのが高知の魅力。ベビーカーを押して歩いても、道路幅が広く歩きやすいため、親子ともにストレスなく動けます。特に小さな子どもと一緒の旅行では、移動のしやすさが旅の満足度を大きく左右します。高知市はその点でも、とても親切で安心できる街だと言えるでしょう。
子どもが疲れてしまった時は、駅前周辺のカフェや観光案内所(こうち旅広場)などで一休みもできます。施設内には授乳室やベビーチェア付きトイレもあるので、子育て中の家族でも安心して旅ができます。
子連れ歓迎の名店で味わう“ワラ焼き”体験の楽しみ方
高知といえば「カツオのたたき」、その本場で味わうなら、駅前や中心部にある“ワラ焼き”体験ができるお店が特に人気です。ワラ焼きとは、乾燥させた藁(わら)を使って一気にカツオの表面を炙る伝統的な調理法。香ばしさとジューシーな食感が特徴で、高知でしか味わえない風味です。
たとえば、「明神丸(ひろめ市場内・高知駅前店)」は、目の前でワラ焼き実演を見ながら、焼きたてをその場で食べられることで有名です。実演中にはパチパチと炎が立ち、子どもも思わず見入ってしまうほど。ショーとしての面白さがあり、食育にもつながります。
また、「たたき工房 いろりや」や「土佐料理 司 高知本店」なども、子連れでも入りやすく、伝統の味を大切にしたメニュー構成になっています。ランチ営業もあるため、子どもが疲れる前の時間帯に訪れるのもおすすめです。
高知のカツオは新鮮さが命。特に「戻りガツオ」の時期(秋)は脂がのって絶品ですが、どの季節でも新鮮な一本釣りのカツオを使っているため、観光客からも高評価を得ています。さらに、ニンニクやポン酢だけでなく、塩で食べる「塩たたき」も地元ならではの楽しみ方。小さなお子さんには、ポン酢を少なめにしたり、味付け前のカツオを取り分けることで一緒に楽しめます。
親子で一緒に体験しながら味わうことで、旅の思い出が一段と深まるはずです。
ベビーカーOKやキッズチェアの有無など、家族向けチェックポイント
子連れで外食する際に気になるのが「ベビーカーは入れるか」「キッズチェアや子ども用メニューはあるか」といった点ですよね。高知駅前や中心街には、こうした家族向けの配慮がしっかりされているお店が多くあります。
たとえば「明神丸 高知駅前店」では、ベビーカーのまま入店できるスペースが確保されており、座敷席もあるため、小さなお子さんがいても安心して食事が楽しめます。また、テーブル席にはキッズチェアが用意されていることも多く、必要であれば店員さんに声をかけるとスムーズです。
さらに「土佐料理 司」や「いろりや」などの有名店でも、子ども連れのお客様が多く訪れるため、子ども向けの取り皿やスプーン、フォークの貸し出しが可能です。お子様用のセットメニューはないお店もありますが、カツオのたたきなどの一品料理を小分けにして提供してもらえるため、家族でシェアしながら楽しめる工夫がされています。
また、食事中に必要な授乳室やおむつ交換スペースについては、近隣の「こうち旅広場」や「高知駅ビル(こうち旅づくりセンター)」内にある多目的トイレが利用できます。こちらは清潔で、ベビーベッドも完備されているため、安心して利用できます。
旅行中は子どもが突然機嫌を崩すこともありますが、駅前エリアには気軽に立ち寄れるカフェや観光案内所が多く、柔軟に予定を変更できるのも魅力です。飲食店を選ぶ際は、公式サイトやGoogleマップ、食べログなどで「子連れOK」や「ベビーカー可」の情報を事前にチェックしておくと、よりスムーズな旅になります。
食後は「ひろめ市場」や高知城周辺をのんびり散策するコツ
美味しいカツオのたたきを楽しんだあとは、駅前や中心街周辺で少し体を動かしながら散策するのもおすすめです。高知駅前から電車や徒歩ですぐに行ける「ひろめ市場」や「高知城」は、子ども連れにも優しい観光スポットです。
「ひろめ市場」は飲食だけでなく、お土産や地元の名産品も多く並ぶ商業施設で、屋内なので天気に左右されないのがポイント。賑やかな雰囲気ですが、子ども連れでも利用しやすいよう、通路は広めに取られており、ベビーカーでの移動も可能です。飲食スペースにはベンチシートも多く、ちょっとした休憩にも使えます。
そこから徒歩10分ほどで「高知城」へもアクセス可能です。城内は階段が多く、小さな子ども連れで天守閣まで登るのは少しハードですが、城下の公園エリアだけでも十分楽しめます。広々とした芝生や池、ベンチが設置されているので、お弁当を広げてピクニック気分で過ごすのも◎。
また、周辺には「高知県立文学館」や「高知城歴史博物館」などの文化施設もあり、静かな時間を過ごしたい時にもぴったりです。室内施設はベビーカーでの入場も可能なところが多く、雨の日のプランBにもなります。
市街地の散策は1〜2時間で回れる距離感なので、お子さまの機嫌や体調に合わせて調整できる柔軟さがありがたいですね。無理せず“のんびりペース”で楽しむのが、高知観光のコツです。
雨でも安心の屋内スポットを駅前からつなぐミニルート
旅先で気になるのが「雨の日、どうする?」という問題。特に子連れ旅行では、屋外の観光プランが使えなくなると大変ですが、高知駅前には雨でも安心して楽しめる屋内スポットがいくつかあります。
まずは、高知駅の目の前にある「こうち旅広場」。ここには土佐藩の歴史を紹介する展示や、アンパンマン列車のジオラマ、観光案内所などがあり、ちょっとした雨宿りにぴったり。屋根付きの広場なので、ベンチに座って休憩したり、パンフレットを見ながら次の予定を考えるのにちょうどいい場所です。
続いておすすめなのが「高知城歴史博物館」。駅からは少し歩きますが、雨でも濡れにくいアーケード街を通ってアクセスできます。ここでは、高知の歴史や文化を映像や展示でわかりやすく紹介しており、小学生くらいのお子さんにもおすすめです。エレベーターや多目的トイレも完備されていて、バリアフリー対応もバッチリ。
また、駅ビル内にはカフェやベーカリーが複数あり、軽食をとったり、お茶をしながらのんびり過ごせます。もし小さなお子さんが昼寝タイムに入ってしまっても、駅ビルの中なら気兼ねなく休憩できます。
さらに、「とさでん交通」の電車に乗って、アーケード街の商店巡りも雨の日プランにぴったり。高知市中心部のアーケードは長く、濡れずにショッピングやグルメが楽しめるよう設計されています。
こうした屋内スポットをうまく組み合わせることで、天気に左右されずに楽しい時間を過ごせます。旅の予定には“雨の日ルート”も入れておくと安心ですね。
日帰りでも充実!高知市内からアクセス良好な自然&文化体験ルート
高知城・ひろめ市場・桂浜を効率よく回すタイムテーブル
高知観光は、1日でもしっかり満喫できるのが魅力です。特に「高知城」「ひろめ市場」「桂浜」の3カ所は、観光客に人気の王道ルート。うまく回れば、朝から夕方までの日帰り旅行でも無理なく楽しむことができます。
午前中は、まず高知駅からスタート。市電に乗って10分ほどで「高知城前」電停へ。高知城は朝9時から開いており、混雑も少ない午前中が狙い目です。お城の天守まで登るのは少し体力がいりますが、途中の石垣や資料館など、歴史好きには見応えのある場所がたくさんあります。小学生くらいのお子さんなら一緒に登るのも楽しめます。
お昼は、徒歩5分の「ひろめ市場」でランチタイム。高知名物のカツオのたたきはもちろん、うどんやからあげなど子どもが食べやすいメニューも多く並んでいます。市場内は自由席のため、少し早めに行くと座りやすくなります。
午後は「桂浜」へ。ひろめ市場からバスで約35〜40分でアクセスでき、土佐湾を一望できる絶景が広がるスポットです。坂本龍馬像や桂浜水族館もあり、家族でのんびり散策するにはぴったり。海辺なので風が強いこともあるため、帽子や上着があると安心です。
この3カ所を組み合わせれば、1日で「歴史」「グルメ」「自然」の3要素をバランスよく体験できるコースに。特に小さなお子さんがいる場合は、無理のないスケジュールを組むことが大切です。各施設の滞在時間は短めに設定し、早め早めの移動を心がけると、疲れにくく旅の満足度も高まります。
市電と観光バスの乗り継ぎで、無理なく楽しむ移動術
車がなくても快適に観光できるのが高知市の強み。市内を走る「とさでん交通」の市電と、主要観光地を回る「MY遊バス(まいゆうバス)」をうまく組み合わせれば、移動のストレスを最小限に抑えながら日帰り観光が楽しめます。
まず、市電は高知駅を中心に市内を南北に結び、「高知城前」や「はりまや橋」など、観光スポットへのアクセスが抜群。運賃は均一で大人200円、子どもは半額。ベビーカーの乗り入れも可能で、乗り降りしやすい低床車両も導入されています。
次に「MY遊バス」。こちらは高知駅から出発し、桂浜・五台山・竹林寺などを周遊する観光向けのバスです。1日乗車券が販売されており、大人1,000円・子ども500円で1日中乗り放題。各スポットで自由に乗り降りできるので、家族のペースに合わせて柔軟に行動できます。
高知駅前の「こうち旅広場」では、観光案内所のスタッフがバスの時刻表やルートを丁寧に教えてくれるので、旅の出発前にプランをしっかり確認しておくと安心です。紙のマップももらえるので、スマホの電池が切れても大丈夫。
市電とMY遊バスは、徒歩でつなぐ距離も短いため、小さな子ども連れでも乗り換えがスムーズ。各乗り場にはベンチや屋根もあるので、天候の悪い日でも待ちやすいのがポイントです。
このように、公共交通を使いこなせば、車がなくても快適に観光ができます。特に日帰りプランでは、移動時間を短く、目的地までのルートをシンプルにすることで、子連れ旅行のストレスを大きく減らすことができます。
昼は名物ランチ、午後は水族館や歴史施設で“学び×遊び”
日帰り旅の魅力は、気軽に楽しめること。特に小さなお子さんがいる家庭では、長時間の移動や宿泊を避けて、1日の中で「遊び」と「学び」のバランスがとれたプランを立てることが大切です。高知市内には、その両方を満たしてくれるスポットがしっかりそろっています。
午前中の高知城見学で歴史に触れたら、ランチは「ひろめ市場」で高知らしいご当地グルメを体験。カツオのたたきはもちろん、田舎寿司や芋天、さらに地元野菜を使った天ぷらなど、子どもでも食べやすい優しい味のメニューが豊富です。座敷席がある店舗もあり、荷物を置いてゆっくり食事ができます。
午後のおすすめは「桂浜水族館」。桂浜にあるこの水族館は、アットホームな雰囲気とユニークな展示で、地元でも長年愛されています。イルカショーや魚への餌やり体験ができるほか、ペンギンがすぐ目の前を歩くなど、子どもたちが喜ぶしかけがいっぱいです。展示エリアはコンパクトなので、小さな子どもでも飽きずに楽しめるのがポイントです。
もし時間に余裕があれば、「高知県立坂本龍馬記念館」へも足を延ばしてみてください。こちらは小学生以上に特におすすめで、映像や体験展示を通じて幕末の歴史を楽しく学べます。お土産ショップには子ども向けのグッズも多く、帰り際の楽しみにもなります。
高知市内は移動がシンプルなので、午前に学び、午後に遊びというメリハリあるプランを立てやすいのが魅力。日帰りでも充実した旅が叶います。
子どもの年齢別に無理しない距離感と休憩の入れ方
子連れ旅行で大切なのは、「無理をしない距離感」を保つことです。高知市内の観光スポットは比較的近距離に集中しており、徒歩移動や短時間のバス移動だけで回れる場所が多いので、子どもの年齢や体力に合わせたスケジュールが組みやすくなっています。
まず、ベビーカーが必要な年齢のお子さん連れの場合、移動距離は1回15〜20分以内が理想です。高知駅から「高知城」や「ひろめ市場」までは徒歩圏内で、段差も少なくベビーカーでの移動がしやすい環境です。途中にコンビニやカフェも点在しており、急な授乳やおむつ替えにも対応しやすいのが嬉しいポイントです。
一方、幼児〜小学校低学年の子どもと一緒の場合は、「途中で遊べる・興味を引く」ポイントを意識すると、ぐずることなくスムーズに回れます。たとえば、ひろめ市場での食事後に「ひろめ広場」で少し休憩したり、高知城のふもとの芝生広場で自由に遊ばせるなど、こまめに“遊び休憩”を挟むことが効果的です。
また、バスや市電での移動時には、空いている時間帯を狙うのがベスト。通勤・通学時間帯を避けて、午前10時〜午後3時くらいを中心にスケジュールを組むと、座って移動できる可能性が高く、親子ともに疲れにくくなります。
日帰り観光では、移動と観光、食事と休憩のバランスがとても大事です。1時間動いたら30分休む、2カ所観光したら1カ所はカフェなどでゆっくりする、というようにリズムを作っておくと、子どもが疲れてしまうリスクを下げられます。
旅の途中で「無理せず戻る判断ができる余裕」も大切です。日帰り旅ならなおさら、スケジュールに“あそび”を持たせて、ゆったりとした時間を楽しみましょう。
天候に合わせて屋内外を入れ替えるバックアップ案
高知は年間を通して晴れの日が多い地域ではありますが、旅行中に突然の雨や風に見舞われることもあります。特に子連れ旅行では、屋外のプランが実行できなくなった場合に備えて、事前に「屋内の代替スポット」を考えておくことがとても重要です。
高知市内には、雨の日でも楽しめる室内施設がいくつもあります。たとえば、高知駅前の「こうち旅広場」には、観光案内所に加えて、土佐の文化を体験できる展示スペースがあり、無料で見学できます。子ども向けに「アンパンマン列車」の展示模型やぬいぐるみなどがあり、ベンチで休憩しながら過ごせるので、急な雨でも助かります。
また、「高知城歴史博物館」は、高知城のすぐそばにあり、モダンな建物の中で土佐藩の歴史に触れることができます。タッチパネルや映像を使った展示は、小学生にもわかりやすく、家族で学びながら楽しめる内容です。館内は段差が少なく、エレベーターも完備されているため、ベビーカー利用でも安心です。
さらに、時間に余裕がある場合は、「高知県立坂本龍馬記念館」もおすすめ。屋内展示が中心で、窓からは太平洋が一望でき、雨でも美しい景色を楽しめます。ここでは、子ども向けの解説資料やアニメ風の映像もあり、難しい歴史をやさしく学べる工夫がされています。
屋外プラン(桂浜など)が難しいときは、こうした屋内施設を中心に予定を組み替えることで、旅の満足度を落とさずに済みます。また、市電やバスで移動できる範囲に集中しているため、大きな変更なしにスムーズにプランを切り替えられるのも高知観光の強みです。
天気が不安な季節でも、事前に「晴れの日プラン」と「雨の日プラン」を両方準備しておけば、安心して当日を迎えることができます。
冬でもあったか楽しい!車なしでも行ける1泊2日の高知観光モデルコース
1日目は駅前拠点でグルメ&博物館、夜は早め就寝で子ども優先
高知の冬は、全国的に見ても比較的穏やかな気候で、雪の心配もほとんどありません。だからこそ、車がなくても電車やバスで十分観光を楽しむことができます。特に1泊2日の旅では、1日目に無理なく動ける駅前や市街地を中心に、子連れでも安心して楽しめるスポットを組み込みましょう。
高知駅に着いたら、まずは「こうち旅広場」へ。ここには観光案内所があり、市電やバスのルート案内だけでなく、子どもが楽しめるパンフレットや周辺マップももらえます。冬の季節にはイルミネーションが飾られていることもあり、駅前でちょっとしたフォトスポットにもなります。
その後、路面電車で「高知城前」へ向かい、「高知城」や「高知城歴史博物館」を見学するのがおすすめです。館内は暖房も完備され、寒さを気にせずゆったりと見て回ることができます。小学生くらいのお子さんなら、展示内容を楽しみながら学べる良い機会になります。
昼食は「ひろめ市場」でカツオのたたきや土佐グルメを堪能。座敷席があるエリアを選べば、子どもと一緒に落ち着いて食事ができます。冬場は混雑もやや落ち着いているので、平日なら特に入りやすいです。
夕方には宿へチェックイン。高知市内のホテルや旅館の多くが駅周辺にあり、移動もスムーズ。子ども連れの場合は、和室やファミリールームのある宿を選ぶとより快適に過ごせます。夜は早めに休んで、2日目に備えましょう。
2日目は「車なしでも行ける」スポットで冬の高知を満喫
2日目は、少し遠出をしながらも公共交通で無理なく行ける観光スポットを巡るのがポイントです。冬の高知といえば、空気の澄んだ青空のもとで見る海や山の景色がとても魅力的。そんな景色を家族で楽しめる場所が、電車やバスでアクセスできるエリアにもたくさんあります。
おすすめは「桂浜」エリア。高知駅から「MY遊バス」を使えば、直行でアクセス可能。車なしでも楽に移動できるルートです。冬の桂浜は観光客も少なく、波音を聞きながらゆっくりと海辺を歩けます。坂本龍馬像の前で記念撮影をしたり、「桂浜水族館」で可愛い生き物たちと触れ合ったりと、自然と学びが両立した時間が過ごせます。
もう1つのおすすめは「高知県立牧野植物園」。五台山にあるこの植物園は、冬でも温室があり、色とりどりの花が咲いています。ベビーカーでの移動もスムーズで、室内展示も多く、寒さを気にせずに見て回れるのがポイント。植物好きの子どもや大人にも人気です。
これらの施設は、どちらも「MY遊バス」1日乗車券で巡ることができ、途中で下車してカフェで休憩したり、お土産を選ぶ余裕もあります。午後には高知駅に戻り、お土産を買ったり軽食を楽しんでから帰路に就くのが理想的な流れです。
2日目のプランでは「行き過ぎない」「詰め込みすぎない」ことが重要。子どものペースに合わせて、余裕を持った移動を心がけましょう。
冬の服装・持ち物と、雨風に備えるプランB
冬の高知は、太平洋側特有の穏やかな気候が特徴で、気温は昼間で10℃前後、朝晩は冷え込んで5℃前後になることもあります。雪はほとんど降らず、道が凍結することもまれですが、風が強い日もあるため、防寒対策はしっかりしておきましょう。
服装の基本は、重ね着+防風対策。特に海沿いや高台(桂浜や五台山など)は風が冷たいので、子どもにはフード付きのウインドブレーカーや耳あて付き帽子などを準備すると安心です。ベビーカー利用の場合は、ひざ掛けやフットマフも重宝します。
また、天気が急変することもあるため、折りたたみ傘やレインコートをバッグに1つ忍ばせておくと便利です。屋外観光の代替としては、前述の「高知城歴史博物館」や「坂本龍馬記念館」、「こうち旅広場」などの屋内施設に予定を変更できるように、あらかじめ2通りのプランを用意しておくのが理想です。
持ち物としては、こまめに体温調整できるように薄手のインナーや防寒インナー、手袋などを持参し、動きやすさを重視しましょう。子ども向けには、あたたかい飲み物用の水筒やカイロ、おやつ類も準備しておくと、移動中の気分転換にもなります。
旅行中は、寒さや雨で機嫌が悪くなることも想定して、屋内で楽しめる場所を1つは押さえておくと、旅の満足度がぐっと上がります。
ベビーカー・抱っこ紐の使い分けと、トイレ&授乳室の見つけ方
1泊2日の旅行では、子どもの成長段階に合わせた移動手段や、安心して利用できる施設の把握がとても大切です。特に冬の旅行では寒さの中での待機時間も増えるため、ベビーカーと抱っこ紐の使い分けがカギになります。
市電やバスでは、ベビーカーのまま乗れる低床車両もありますが、混雑する時間帯では抱っこ紐のほうが移動しやすい場面もあります。特に「MY遊バス」など観光バスでは、乗車口に段差がある場合があるため、乗車時には子どもを抱っこして、ベビーカーは折りたたんで収納するのがおすすめです。
ベビーカーを使う場合は、ルートを事前に調べて段差の少ない道を選ぶことが大切です。高知城の天守閣や階段の多い坂本龍馬記念館などは、抱っこ紐での移動が向いています。一方、植物園や博物館などのフラットな場所では、ベビーカーが活躍します。
トイレや授乳室については、高知駅ビルや「こうち旅広場」など主要施設に多目的トイレがあり、おむつ替えシートや授乳室も完備されています。また、観光スポットでも「高知城歴史博物館」や「桂浜水族館」には、子連れ向けの設備が整っています。
あらかじめ「Googleマップ」で「授乳室」「おむつ替え」と検索し、スポットをお気に入り登録しておくと、いざというときに慌てずに済みます。子どもの突然の体調変化やトイレトラブルにも備えておくことで、安心して観光を楽しむことができます。
イルミや季節イベントをうまく組み込むテク
冬の高知は日が短くなるぶん、夕方から夜にかけてのイルミネーションやライトアップが観光のハイライトになることがあります。1泊2日の旅でも、時間に余裕があれば、こうした季節限定のイベントをプランに入れておくと、思い出がさらに深まります。
たとえば、毎年11月下旬〜1月初旬にかけて、高知市中心部では「高知城イルミネーション」や「はりまや橋周辺のライトアップ」が開催されることがあります。点灯時間は夕方17時ごろからで、観光の締めくくりにぴったり。市電からも見えるので、移動中にも楽しめます。
また、駅前の「こうち旅広場」では、冬季限定でイルミネーションやイベントが行われることもあり、ちょっとした立ち寄りスポットとして人気です。寒い中でも明るい光の演出は子どもにも好評で、写真映えするスポットとしてもおすすめ。
こうした季節イベントは、事前に観光協会の公式サイトやSNSなどで最新情報をチェックするのがポイントです。宿泊施設によっては、イルミネーションスポットへの送迎や案内がある場合もあるため、チェックイン時に聞いてみると良いでしょう。
子どもと一緒に夜の街を歩くのは普段なかなかできない体験。少し特別な時間を演出することで、家族の旅がより思い出深いものになります。
車なしで巡る高知の魅力!親子で楽しむ公共交通モデルコース
市電+観光バス「MY遊バス」で主要見どころを一筆書き
高知観光は、車がなくても十分楽しめます。実際に市内観光の中心となるのは、2つの交通手段——市電(とさでん交通)と「MY遊バス」です。この2つを組み合わせれば、子連れ旅行でも安心・快適に高知をぐるっと回ることができます。
まず、「市電(路面電車)」は高知駅からはりまや橋、高知城、大橋通、上町といった観光エリアを縦断しており、主要な観光スポットへ簡単にアクセスできます。電車は朝早くから夜遅くまで運行しており、運賃は大人200円、子どもは半額。1日乗車券もあるので、観光地を複数回る予定のある方には非常にお得です。バリアフリー対応の車両もあり、ベビーカーや車いす利用者にも優しい設計になっています。
次に「MY遊バス」は、1日乗車券(大人1,000円/子ども500円)で高知駅から桂浜、五台山、竹林寺、牧野植物園などを循環してくれる観光バス。1時間に1本ほど運行しており、主要な観光施設の前で停まってくれるので、迷わずに目的地にたどり着けます。
この市電とMY遊バスをうまく使えば、高知市内から少し郊外の自然や文化体験スポットまでを1泊2日で効率よく巡ることが可能。しかも乗り換えの手間が少なく、子ども連れでもストレスフリーな旅が実現できます。観光案内所(こうち旅広場)で配布している「ルートマップ」も非常にわかりやすく、初めての方でも安心です。
公共交通で観光を楽しむことは、エコでお財布にも優しく、かつ地元の人々の暮らしにも触れられる素敵な旅のスタイルです。
駅前スタートで迷わない、乗り換え少なめのルート設計
高知観光を車なしで楽しむには、「乗り換えが少ない」ことが大きなポイントになります。特に子連れ旅行では、乗り継ぎに時間がかかったり、道に迷ったりするとストレスになりがちです。そのため、駅前からスタートして、徒歩+公共交通でシンプルに巡れるルートを選ぶのが理想的です。
まずのスタート地点は高知駅。ここから徒歩5分の距離には「こうち旅広場」があり、観光案内所で市電・MY遊バスの乗車券やルートマップが手に入ります。地図には観光スポットへの所要時間や徒歩距離も記載されていて、子どもと一緒のペースでも回れるスケジュールが立てやすくなっています。
おすすめルートの一例は、
1日目午前:高知駅 → 路面電車で高知城へ(徒歩含めて20分程度)
昼食:ひろめ市場
午後:市電で「はりまや橋」 → 「MY遊バス」で桂浜へ(乗り換え1回)
このように、各移動は20〜30分以内に収まるものが多く、観光に時間を多く割くことができます。また、はりまや橋や大橋通といった観光の中心地にはカフェやトイレも多く、途中で子どもが疲れたときにもすぐに休憩が取れるのがポイントです。
乗り換えを最小限にすることで、観光地での滞在時間を長く確保でき、移動による疲れを減らすことができます。特に小さいお子さん連れの旅行では、「余裕を持った行動」が大切。公共交通をうまく使って、ストレスの少ない旅を楽しみましょう。
子どもが喜ぶ体験(洞窟・動物・水族館)を無理なく差し込む
車なしで巡る旅でも、子どもが喜ぶ体験スポットをしっかり取り入れることができます。高知には自然・動物・体験型の観光地が多く、公共交通でもアクセスできる場所が揃っているのが大きな魅力です。
まずおすすめなのが「桂浜水族館」。MY遊バスでアクセス可能で、坂本龍馬像や桂浜とセットで楽しめます。こぢんまりとした水族館ですが、アシカやペンギンのショー、餌やり体験など、ふれあい重視の展示が魅力。動物と近い距離で触れ合えるので、特に幼児〜小学生に大人気です。
次に「龍河洞(りゅうがどう)」という鍾乳洞も、少し足を伸ばせば行ける冒険スポット。こちらは公共交通でのアクセスはやや不便ですが、「高知駅→土佐山田駅→路線バス」というルートで行くことができます。中は本格的な洞窟で、子どもにとってはワクワクする探検体験に。冬は洞内の温度が一定(17℃前後)なので、外の寒さを忘れて楽しめるのもポイントです。
市内中心部なら「高知県立牧野植物園」もおすすめ。季節の花や熱帯植物が見られるほか、キッズ向けの展示コーナーも充実しています。ベビーカーでもまわれるようになっており、冬でも温室があるため快適です。
これらの体験スポットをうまく日程に組み込むには、「移動時間は1時間以内」「滞在時間は1〜2時間程度」を目安にすると無理がありません。交通機関の時間もあらかじめ調べておき、乗り遅れがないよう計画しておくと安心です。
休憩&トイレ計画と、荷物を軽くするコインロッカー活用
車なしの旅行で意外と大変なのが「荷物の管理」と「トイレ・休憩の確保」です。特に子連れ旅行では、荷物が多くなりがちで、トイレのタイミングや休憩場所が見つからないと焦ってしまうこともあります。高知ではこの2つの問題も解決しやすい環境が整っています。
まず、高知駅や観光地の周辺にはコインロッカーが充実しており、サイズも豊富。高知駅構内には大型スーツケースも入るロッカーが多数あり、料金も300〜700円程度と手ごろです。荷物を預けて身軽になれば、観光もしやすく、子どもとの移動も楽になります。
また、トイレ環境も整っており、「こうち旅広場」「高知城」「ひろめ市場」「桂浜」など、主要な観光スポットには必ず多目的トイレがあります。オムツ替えシートやベビーチェア付きの個室がある場所も多く、小さなお子さん連れでも安心して利用できます。
さらに、各エリアにはカフェやベンチが多く、休憩場所に困ることがほとんどありません。観光案内所では、無料で座って休めるスペースが用意されていることもあります。
これらの設備をうまく使うためにも、事前にマップで場所をチェックしておくのがコツ。Googleマップで「コインロッカー」「授乳室」「休憩所」などと検索して、保存しておくと当日も安心です。
帰りの土産&駅弁で“最後まで楽しい”締め方
楽しかった高知旅行の締めくくりには、お土産選びや駅弁でのんびり過ごす時間を取りましょう。車がない旅行では、移動中や電車の中でリラックスできるように、最後のスケジュールもゆったりめにするのがおすすめです。
高知駅前には「とさ市場」「こうち旅広場」など、お土産店が並んでおり、定番の「芋けんぴ」「文旦ゼリー」「ゆず製品」などが豊富にそろっています。子ども向けには、アンパンマングッズや土佐の動物モチーフのお菓子なども人気です。
駅構内のベーカリーやカフェでは、焼き立てパンや軽食がテイクアウトでき、列車内でのお弁当代わりにもなります。特に「高知名物 鰹めし弁当」や「土佐あかうし弁当」などは、旅の締めくくりにぴったりのご当地グルメ。事前に予約できる駅弁もあるので、売り切れが心配な方は早めの購入がおすすめです。
子どもと一緒に電車を待ちながらお弁当を食べる時間は、旅の疲れを癒すひとときになります。お土産やお弁当を選びながら「次はどこへ行こうか」と話すのも、楽しい思い出の1つになるでしょう。
レンタカーで自由度MAX!高知の海と川を巡る2泊3日モデルコース
1日目:高知市内で歴史とグルメ、夕方は温泉宿へ
高知県の魅力をじっくり味わうなら、2泊3日の旅行がおすすめです。特にレンタカーを使えば、観光地の選択肢が一気に広がり、海・川・山の自然や、郷土の文化・グルメを存分に堪能できます。まず1日目は、高知市内を中心に、歴史とグルメを楽しみましょう。
午前中に高知龍馬空港や高知駅に到着したら、レンタカーを受け取り、最初の目的地へ。おすすめは「高知城」と「高知城歴史博物館」。高知城では現存天守からの景色を楽しみながら、土佐藩の歴史に触れられます。博物館は屋内で、映像や模型を使った展示が充実しているため、子どもにもわかりやすく学べます。
お昼は「ひろめ市場」で自由に選べるご当地グルメを。家族で別々のお店の料理を買ってシェアするスタイルは、子連れにも大人気です。カツオのたたきや芋天、田舎寿司など、高知らしい味を存分に味わえます。
午後は「桂浜」へ。坂本龍馬像と太平洋の絶景をバックに記念撮影をしたり、「桂浜水族館」で動物とふれあいを楽しんだりできます。広々とした海辺でのんびり過ごす時間は、旅の始まりにぴったりです。
夕方には、宿泊先の温泉旅館へ。高知市内や郊外には、子連れ歓迎の和室のある温泉宿が多数あり、食事付きのプランも豊富です。地元の食材を使った夕食でほっとひと息ついたら、ゆっくり温泉に浸かって旅の疲れを癒しましょう。
2日目:仁淀川や四万十川で家族向け川遊び・クルーズ体験
2日目は、レンタカーを活かして高知県西部へと足をのばしましょう。目的地は「仁淀川」または「四万十川」。どちらも“清流”として名高く、家族連れで楽しめるアクティビティがそろっています。
仁淀川エリアでは、「にこ淵」などの自然景勝地や、川辺での水遊び体験が人気。水の透明度は国内屈指で、エメラルドグリーンに輝く川面は「仁淀ブルー」と称されるほど美しく、写真映えも抜群です。周辺には遊歩道も整備されており、小さなお子さんでも安全に自然を楽しむことができます。
一方、四万十川では「屋形船クルーズ」が特におすすめ。穏やかな流れの中を、ゆったりと進む船の上で地元料理を味わったり、橋の下をくぐるスリルを味わったりと、大人も子どもも楽しめます。カヌー体験などもありますが、小さな子ども連れの場合は無理せず、見て楽しむプランがおすすめです。
道中のドライブも魅力の一つ。高知市内から1時間半〜2時間ほどでアクセスできるこれらのエリアは、山道もありますが比較的走りやすい道が多く、途中には道の駅や地元の産直市場なども点在。トイレ休憩やおやつの買い出しにも便利です。
川辺の自然と触れ合う体験は、都会ではなかなかできない貴重な時間。水に触れ、風を感じ、四季の変化を肌で感じられるアクティビティは、子どもの五感を豊かに育てる旅になります。
3日目:桂浜や植物園で癒やしタイム、駅前に戻ってお土産総仕上げ
旅の最終日は、遠出を控え、ゆったりとしたプランで締めくくるのがおすすめです。特に小さな子ども連れなら、体力的にも無理のないルートが安心。2日間たっぷり動いたあとの3日目は、高知市内または周辺で、自然とふれあえる癒やしスポットを訪れましょう。
まずおすすめしたいのは、「高知県立牧野植物園」。高知市郊外の五台山に位置し、広々とした園内には、四季折々の花や緑があふれています。冬でも温室エリアがあり、寒さを気にせず散策ができます。ベビーカーでの移動もスムーズで、家族みんなで楽しめる落ち着いた時間が過ごせます。
その後、時間があればもう一度「桂浜」へ立ち寄るのも◎。晴れていれば、太平洋を眺めながら家族写真を撮ったり、坂本龍馬像と旅の締めの一枚を撮ったりするのもおすすめです。
午後は高知駅方面へ戻り、お土産タイム。駅構内のショップや「とさ市場」では、名物の芋けんぴや文旦ゼリー、ゆず製品など高知らしい土産がずらりと並んでいます。子ども向けには、アンパンマングッズや龍馬キャラグッズなども見逃せません。
移動に余裕を持って駅へ到着し、最後は駅弁やパンを買って、電車や空港への移動中も旅気分を満喫しましょう。家族で「どこが一番楽しかった?」と話しながら過ごす時間も、旅の大切な思い出になります。
車ありの時短テク/車なしの時刻表攻略と宿の選び方
レンタカーを使えば、自分たちのペースで観光地を巡れるのが大きなメリットです。特に子連れ旅行では、公共交通の待ち時間が短縮できたり、トイレや休憩も柔軟に対応できたりと、移動中のストレスが大きく減ります。
車を使う時短テクとしては、「拠点を1カ所に絞って周辺を回る」ことがポイントです。たとえば高知市に連泊して、そこから日帰りで仁淀川・桂浜・五台山などを巡るスタイルなら、毎日荷物をまとめる必要もなく、子どもの負担も軽減されます。また、駐車場の有無やアクセス道路の状態も、事前に確認しておくと安心です。
一方で、車なしでの旅行も十分可能です。その場合は、路面電車やMY遊バス、JR土讃線などを使った時刻表を事前にチェックしておくのが大切。観光案内所では、親切なスタッフがルートの相談にも乗ってくれるので、到着後にプランを調整することも可能です。
宿泊先は、子連れ歓迎のホテルや旅館を選ぶと安心。和室・ベビーベッド・キッズメニューの有無など、予約前に施設に確認しておくと、より快適に過ごせます。最近では、子連れ向けに特化した「ウェルカムベビーの宿」認定施設も増えてきているので、そうした情報をチェックしておくと便利です。
自家用車・レンタカー・公共交通、いずれを選ぶ場合でも、「子ども優先」の柔軟なプラン設計が旅を成功させるカギになります。
子どもの年齢別アクティビティ難易度と安全チェック
高知の自然アクティビティは豊富ですが、子どもの年齢や発達段階によって、向き・不向きがあります。せっかくの旅行を安全に、そして楽しく過ごすためには、年齢別にアクティビティを選ぶことが大切です。
たとえば、未就学児には「桂浜水族館」「牧野植物園」など、屋内やバリアフリーの整った場所がおすすめ。ベビーカーでの移動がしやすく、トイレや休憩所も豊富にあるため、親子ともに負担が少なく済みます。餌やり体験や動物とのふれあいも、ちょうどいい刺激になります。
小学生以上になると、四万十川でのカヌー体験や、仁淀川での川遊び・滝巡りなどのアクティブな体験も可能になってきます。ただし、自然の中では滑りやすい岩場や水流のある場所も多いため、ライフジャケットの着用や保護者の目の届く範囲での行動を徹底しましょう。
中学生くらいになれば、坂本龍馬記念館や高知城など、歴史的な施設にも興味を持ちやすくなります。映像展示やクイズ形式の解説が用意されている場所もあるので、旅を通じて学びの体験にもつなげることができます。
どの年齢でも大切なのは、「無理をさせないこと」。旅の途中で体調が悪くなったり、疲れてしまったりしたら、予定を切り上げて休憩する判断が必要です。念のための応急セットや、健康保険証のコピーを持参しておくと、万が一の時にも安心です。
まとめ
高知県は、自然・歴史・グルメといった魅力がバランスよく詰まった観光地です。そして何より嬉しいのが、子連れでも安心して旅ができる環境が整っていること。
路面電車や観光バスを使えば、車なしでも無理のない移動ができ、カツオのたたきをはじめとする名物グルメも家族みんなで味わえます。
1泊2日なら駅前中心に、市内の名所とグルメをギュッと詰め込んだプランがおすすめ。2泊3日あれば、仁淀川や四万十川といった自然豊かなエリアへも足を延ばせて、より深い体験が可能になります。
また、駅周辺の施設には授乳室や多目的トイレ、ベビーカー対応の設備も多く、子育て世代にもやさしい設計がされています。
高知は“子どもも大人も満足できる”観光地。車あり・車なし、どちらでも楽しめるモデルコースをぜひ参考にして、思い出に残る旅を計画してみてくださいね!



