寒さが深まる季節にこそ訪れたい、心まであたたまるイルミネーションの世界。今年の冬、愛知県・蒲郡にあるラグーナテンボスでは、毎年大人気のナイトイベント「光と水のカーニバル」が、さらにパワーアップして開催されます。幻想的なドーム演出や、水上を舞うドローンショー、360度のプロジェクションマッピングなど、驚きと感動が詰まった演出が盛りだくさん!
この記事では、開催期間やアクセス方法、見どころや混雑回避のコツまで、実際に訪れる前に知っておきたい情報をまるごとご紹介。初めての方もリピーターの方も、この冬の計画にぜひ役立ててください。
開催概要・スケジュール
開催期間&点灯時間(2025年〜2026年版)
2025年の「光と水のカーニバル」は、2025年11月2日(日)から2026年4月5日(日)まで開催される予定です。毎年、秋の終わりから春先にかけて開催されるこのイベントは、東海地方でも屈指のイルミネーションスポットとして定着しています。
点灯時間は「日没から閉園まで」とされており、季節によって点灯開始時刻が異なります。例えば11月中旬頃であれば17時前後、1月であれば16時半頃から点灯するケースが多く、日が長くなる3月や4月には18時以降に点灯が始まることもあります。終了時刻については、閉園時間と同じになりますが、これは日にちや曜日によって変動します。
そのため、具体的な点灯時間を知りたい場合は、訪問前にラグーナテンボスの公式サイトやお知らせページで確認しておくことが重要です。特に、イベントやショーが組み込まれている日は、閉園時間が延長されることもあります。
点灯の瞬間はとても幻想的で、写真撮影にもおすすめです。園内が一気に幻想的な光に包まれるその瞬間を見逃さないよう、点灯前には観覧エリアにスタンバイしておくと良いでしょう。
過去開催との比較・変遷
ラグーナのイルミネーションは、年々演出や構成が進化しています。2024年〜2025年のシーズンでは、「Aqua Planet(アクアプラネット)」という新テーマが登場し、宇宙や深海をイメージした演出が話題を呼びました。また、花手水のイルミネーションや水上演出など、フォトスポットとしても人気が高まりました。
2025年〜2026年のシーズンでは、「マリンファンタジア」と名づけられた新ドーム型のイルミネーションが登場し、より立体的で没入感のある世界観が展開される予定です。水と光を組み合わせた演出は、ラグーナの最大の特徴のひとつであり、年を追うごとに演出のスケールや精度が高まっています。
このように、イルミネーションの基本的な開催スタイルは継続しつつ、毎年テーマや演出が刷新されるため、リピーターでも新たな感動が得られるのが魅力です。過去の写真やSNS投稿を見比べてみると、その進化がより実感できるでしょう。
会場マップとエリア構成
イルミネーションイベントは、ラグーナテンボス内の「ラグナシア」エリア全体で展開されます。アトラクションやレストランが立ち並ぶエリアに加え、水辺の広場や橋など、園内の多様なロケーションを活かした演出が特徴です。
2025年の新エリア「マリンファンタジア」は、水辺の中州エリアに登場予定で、ドーム状の構造物の中で光の演出が楽しめる設計になっています。また、「光の花手水」は、ラグナシアの海辺ゾーンに設置され、水面と光の反射を活かした幻想的なショーが行われます。
これらに加え、既存の人気スポットである「クリスタルアーチ」や「海底のこみち」、「青の宮殿」なども引き続き設置される予定で、園内を歩くだけでも多彩なイルミネーションが楽しめるようになっています。
来園時には、入口付近や公式アプリで配布されているマップを入手しておくと、迷うことなくスムーズに各スポットを回ることができます。特に初めて訪れる方や小さな子ども連れには、事前のルート確認がおすすめです。
入場料金・チケット情報
イルミネーションイベントそのものは観覧無料ですが、ラグナシアへの入園が必要です。入園料は日付や時期、年齢によって異なります。一般的な入園料の目安としては、以下のような料金設定となる場合が多いです。
区分 | 料金の目安 |
---|---|
大人(中学生以上) | 2,300円〜 |
小学生 | 1,300円〜 |
幼児(3歳以上) | 800円〜 |
なお、イルミネーション期間中はナイトパスや特別割引チケットが販売されることもあり、事前予約やWEB購入で割引になるケースもあります。来園予定日が決まっている場合は、早めにチケット情報を確認しておくと良いでしょう。
また、コンビニでのチケット販売や旅行会社のパッケージプランを利用すると、宿泊や交通費込みのセット料金でお得に楽しむことも可能です。カップルや家族で訪れる際には、こうしたプランを活用するのも一つの方法です。
休園日・注意日(臨時休業・悪天候対応など)
開催期間中でも、園のメンテナンスやイベントの都合により休園日が設定されることがあります。例年、1月中旬から2月上旬にかけての平日に数日間の休園が見られることが多いため、来園日が平日に当たる場合は特に注意が必要です。
また、雨天や強風など悪天候の場合でも、基本的にはイルミネーションは実施されます。ただし、一部のショーやプロジェクションマッピング、ドローン演出などは安全上の理由で中止または内容を変更する場合があります。
訪問前日や当日には、天気予報の確認とあわせて、公式サイトや公式SNSで最新の開催状況をチェックすることをおすすめします。特に風の強い日は、海に近いエリアでは寒さも厳しくなるため、防寒対策を万全にしておくと安心です。
また、気象状況によっては早めに園が閉園することもあるため、遠方から訪れる方は早めの時間帯に入園しておくと安心です。
見どころ・イルミネーションスポット紹介
マリンファンタジア:海の世界を歩くドーム演出
2025‑26年シーズンの目玉として初登場するのが、「マリンファンタジア」と名付けられたイルミネーションドームです。海のモチーフが映し出される 3つのドーム が、青く輝くトンネルでつながれており、足元には波紋のような水の映像が映し出されます。見る人は、まるで海中を歩いているような没入体験ができる演出です。〔出典:プレスリリース/ラグーナ〕
このドーム空間内では、光と水を組み合わせた映像演出が次々と変化し、入るたびに異なる世界観を楽しめます。ドームを通るトンネル部も光のトンネルとして設計されており、ドーム同士をつなぐ動線部分にも演出が施されているため、単にドーム内部を鑑賞するだけでなく、その間を歩く体験自体が演出の一部となります。〔出典:プレスリリース〕
特にフォトジェニックな構成となっており、青い光の中に自分が浮かび上がるような演出やドーム内での反射を活かした撮影が楽しめます。足元に映る「水面模様」が、光と水を感じさせる演出のひとつとして強く印象に残るでしょう。〔出典:プレス資料〕
ドームの場所は「ウロボロスの河 中州」エリアとされており、園内の水域に近い中州を活用したロケーションに配置されます。ドーム周囲には通路やトンネル構造が設けられ、鑑賞ルートが明確に設計されているようです。〔出典:プレス資料〕
この新構成により、従来のイルミネーション巡りに加えて「体験型イルミネーション」の要素が強化されており、来場者はただ眺めるだけでなく、その空間の中を歩くことで光と水の世界に包まれるような体感を得られる構造になっています。
水上ドローン&イルミネーションショー「光の花手水」
2025年シーズンにおけるもう一つの革新的演出が、水上ドローンとイルミネーションを融合させたショー「光の花手水」です。これは、プールや水面を舞台に、ドローンが光をまとって飛び交う最新型水上ショーとして設計されています。〔出典:プレスリリース〕
具体的には、水上に浮かぶ「花手水型ドローン」が縦横無尽に光を放ちながら動き、水面上を彩ります。そして上空には「四つ葉のクローバー型空中ドローン」が舞い上がり、光と音楽を伴って幻想的な演出を繰り広げます。これにより、水上と空中での光の饗宴が融合し、神秘的な世界が広がります。〔出典:プレス資料〕
このショーの会場とされるのは「ジョイアマーレの浜辺」エリアで、水辺を活用した開放的な舞台となります。水面を背景にした演出は、反射や揺らぎを活かす設計がなされており、光と影の重なりが美しいコントラストを生み出します。〔出典:ニュース記事/イルミネーション案内〕
なお、このショーは「世界初」とも銘打たれており、従来のイルミネーションショーとは一線を画す試みです。光と水、そして空中を使った演出を組み合わせることで、新しい感覚のショー体験を提供しようという意図が感じられます。〔出典:ドローンショー関連サイト〕
ただし、ドローン演出は天候や風の影響を受けやすいため、雨天や強風の場合には演出が一部変更または中止になる可能性もあります。来場前は、当日の天候条件と公式の実施確認を併せて確認するのが望ましいでしょう。
クリスタルアーチ
「クリスタルアーチ」は、流れるプールや水域にかかるイルミネーションアーチとして設置されるスポットで、アーチ状構造に沿って幾重にも光を放つ演出がなされます。クリスタルのような輝きを意図した光が、アーチ内外を照らし出す構成で、通常の通路以上の立体感がある演出です。〔出典:ラグナシア公式案内〕
このアーチは、バンパーボート(電動ボート)に乗ってアーチの下を通り抜ける「回遊型」の楽しみ方も設けられています。つまり、歩く鑑賞だけでなく水上からアーチをくぐり抜けながら体験する感覚も味わえる設計になっています。〔出典:イルミネーションガイド情報〕
夜の暗闇の中でクリスタルのように煌めく光をアーチでまといつつ、前後左右から光が差し込むように設計されているため、光と影のグラデーションが美しく、被写体としても人気のスポットです。アーチ内部から外を見たときの「額縁効果」も楽しめる構図設計が期待できます。
また、クリスタルアーチは「ナイトプール」用途で使われた構造を流用・再構成して冬季向けに展開しており、通年ではない特別なアレンジ要素も含まれています。従来のアクア演出をイルミネーションで再構築する例として、ラグーナの演出意図が読み取れます。
海底のこみち(produced by ELEMENTS)
「海底のこみち」は、青を基調とした光に包まれた通路を歩く演出で、海の底をイメージした空間づくりがされています。青い光のトーンを中心に、クラゲや魚、サンゴなど海洋生物のシルエットや映像が光で投影され、まるで海の底を散歩しているような感覚が味わえます。〔出典:ラグナシア公式案内/イルミネーションガイド〕
この演出はプロデュースチーム「ELEMENTS」によるもので、光の反射や淡い揺らぎを使った演出が得意とされるチームの特色が感じられます。海洋生物たちの影と光の変化が道筋を彩るように設計され、来場者がゆったりとしたペースで進むことで、光と影のリズムを体感できる構造です。〔出典:イルミネーションガイド情報〕
通路の両側や天井にも光の演出が配され、囲まれた感覚を強めることで没入感を高めています。足元にも波のような光の揺らぎが加わる場合もあり、鑑賞者がまるで海面の揺れを感じながら進んでいるような演出も取り入れられているようです。
この「こみち」は、歩くスピードや滞留時間によって見え方が変わるため、余裕をもって鑑賞ルートをとるのがおすすめです。光の切替や演出の変化を見落とさないよう、ゆっくり歩くとよいでしょう。
青の宮殿・幸運のレインボーアーチ・その他定番スポット
イルミネーションの定番スポットも、2025‑26年シーズンでは健在です。「青の宮殿」は、その名の通りマリンブルー一色で輝く宮殿のような空間を演出し、落ち着いた光の中で光の風景を楽しめるエリアです。〔出典:公式案内〕
また、「幸運のレインボーアーチ」は、12基のアーチから構成され、100万球を超えるイルミネーションアーチとして橋渡しのような役割を果たします。このアーチをくぐることで「幸運を呼び込む」演出が意図されており、通路を進む動線上の光のトンネルとして存在感があります。〔出典:イルミネーションガイド情報〕
さらに、ツリーや空中イルミをテーマにした「Tree in the sky」や「ステライルミネーション」なども園内各所に展開されます。ツリーの点灯式など、季節限定の演出も行われ、定番スポットも「見慣れた風景」にならないよう、ショー演出や点灯演出の時間変化が組み込まれています。〔出典:ラグナシア公式案内〕
これらの定番スポットは、来場者が園内を巡りながら撮影しやすい位置に配置されており、回遊性とアクセシビリティを考慮された構成と考えられます。これらを回る際には、来場時間や光の変化タイミングを意識して順路を練るのが楽しく鑑賞するコツです。
イベント・ショー・特別演出
ドローンショー(500機規模)の実施日と内容
ラグーナテンボスのイルミネーションシーズンにおいて、近年大きな注目を集めているのが「ドローンショー」です。2025年シーズンも、500機規模のドローンを使った演出が予定されており、最新テクノロジーとエンターテインメントが融合したイベントとして展開されます。
このショーは、夜空をキャンバスにして、コンピュータ制御された多数のドローンがさまざまな形や模様を描きながら光を放ちます。音楽と連動した演出によって、空中での光の動きがまるで物語を語っているかのような構成となっており、訪れる人々を驚きと感動の渦に巻き込みます。
2025年シーズンに予定されている日程のうち、1月11日(土)は特に注目されています。この日は、ドローンショーがメインイベントとして設定されており、多くの来場者が見込まれる特別な一夜です。ドローンが描く図形やアニメーションのテーマは、ラグーナならではの「海」「宇宙」「未来」などの世界観と連動しており、観客を幻想的な時間へと誘います。
ショーの開催場所は、園内の広場や水辺を含むオープンスペースで、空が開けたエリアからの観覧が推奨されています。あらかじめ場所取りが必要な場合もあるため、開始時間の30分前には観覧場所に到着しておくと安心です。
ただし、ドローンショーは天候に大きく左右されるイベントです。特に強風や雨天の場合、安全面の観点から中止されることもあります。事前に天気予報を確認し、公式からのアナウンスにも注意しておきましょう。
これまでドローンショーを体験したことのない方でも、最新技術の美しさと迫力に驚かされるはずです。カップルや家族連れ、写真好きの人にもおすすめのイベントで、1年に1度の特別な体験を提供してくれます。
花火スペクタクル「ラ・レーヴ・デ・ノエル」
「ラ・レーヴ・デ・ノエル」は、クリスマスシーズン限定で開催される花火と音楽のスペクタクルショーです。タイトルはフランス語で「クリスマスの夢」を意味し、幻想的でロマンチックな演出が魅力となっています。毎年12月の数日間限定で行われる特別イベントで、多くの人がこの日を目がけて訪れる人気企画です。
このショーでは、ラグーナテンボスの夜空に花火が舞い上がり、園内のイルミネーションと融合した総合演出が展開されます。音楽に合わせて打ち上げられる花火は、リズムや曲調にシンクロしながら空に花を咲かせ、見ている人々に感動を届けます。
演出には、「光と音、そして香り」の3要素が取り入れられることもあり、五感で楽しめるショーとして高評価を受けています。特に、フィナーレのクライマックスでは、連続打ち上げによる圧巻の演出があり、歓声と拍手が園内に広がります。
ショーの観覧エリアは広く確保されていますが、混雑が予想されるため、事前に場所を押さえておくのがおすすめです。レジャーシートを持参し、少し早めに観覧エリアに入っておくと、良い位置から楽しむことができます。
また、このショーはクリスマスの時期にあたるため、園内には期間限定の装飾やイルミネーションがさらに豪華になります。サンタクロースとの記念撮影や、ホットワイン、クリスマス限定フードなども登場し、特別な夜をより一層盛り上げてくれます。
「ラ・レーヴ・デ・ノエル」は、一年の中でも特に記憶に残る一夜になること間違いなしのイベントです。デートや家族のお出かけ、友達との思い出作りにもぴったりです。
360°3Dマッピング「NEIGE(ネージュ)」
「NEIGE(ネージュ)」は、ラグーナテンボスの冬を象徴するショーのひとつで、360度の3Dマッピング によって、まるで雪の中に入り込んだかのような体験ができる演出が特徴です。フランス語で「雪」を意味する「ネージュ」という名の通り、幻想的な雪景色と光の演出が融合した、冬ならではの空間演出が楽しめます。
このショーでは、建物の壁面や円形のスクリーンに映像が投影されるだけでなく、足元や頭上からも映像や光が照射され、観客の全方位を包み込むような立体的な体験ができます。プロジェクションマッピング技術が使われており、空間そのものがストーリーを持った“舞台”に変化します。
マッピングのテーマは年ごとに少しずつ更新される傾向がありますが、雪の妖精や氷の城、冬の森などが登場するファンタジックな世界観が多く、子どもから大人まで幅広い世代に人気です。映像だけでなく、音楽や照明もシンクロしており、シアター型のショーとは異なる臨場感が魅力です。
このショーは1日数回、時間を決めて上演されることが多いため、事前にスケジュールを確認しておくとスムーズに観覧できます。また、屋外での観覧となるため、特に冬場は防寒対策が重要です。手袋やブランケットを持参すると、より快適に楽しめるでしょう。
「NEIGE(ネージュ)」はイルミネーションとは一線を画す“体験型ショー”として設計されており、ラグーナのイルミネーションシーズンの中でも、特に演出力の高さが際立つ演目です。写真映えはもちろん、動画で記録したくなるようなダイナミックな展開が続くため、SNS映えを狙う方にもおすすめです。
クリスマスマーケット&ワークショップ
冬のラグーナテンボスでは、イルミネーションだけでなく、クリスマスマーケット も来場者の楽しみのひとつです。園内の一角に並ぶ木製の屋台風ブースには、ホットドリンクやスイーツ、雑貨、ハンドメイドのアクセサリーなど、冬らしいアイテムが所狭しと並び、まるで本場ドイツのクリスマスマーケットを思わせる雰囲気に包まれます。
温かいグリューワイン(ホットワイン)やホットチョコレート、スープ類は、寒い夜のイルミネーション散策にぴったり。子ども向けには焼きマシュマロやクリスマス限定のキャンディも人気で、ファミリー層にも楽しめる要素が多く揃っています。
また、クラフト好きにうれしいのが、ワークショップの開催 です。オーナメント作りやミニツリーのデコレーション、スノードーム制作など、冬らしい手作り体験ができるプログラムが用意されています。事前予約が必要なものもありますが、当日受付で参加できるものもあり、空き時間を有効に活用できます。
特に、クリスマスイブやクリスマス当日には、イベント限定のスペシャルワークショップが開催されることもあるため、予定が合えば参加してみるとよいでしょう。完成した作品はそのまま持ち帰れるので、旅の思い出やプレゼントにも最適です。
さらに、マーケット内ではイルミネーションを背景にしたフォトスポットも多数用意されており、キラキラしたライトアップと木製ブースの温かみのある灯りが、写真映えする雰囲気を演出します。カップルにも、友達グループにも、家族にも嬉しい時間が過ごせる空間です。
冬版噴水ショー「ウィンターファウンテン」
ラグーナといえば、昼間も楽しめる噴水ショーが有名ですが、冬のイルミネーション期間中は、この噴水演出が「ウィンターファウンテン」として夜間バージョンで特別演出されます。水と光、音が連動して織りなすこのショーは、冬の夜空にぴったりな華やかさと繊細さを兼ね備えています。
冬季の「ウィンターファウンテン」では、特別なLED照明が噴水の水柱をカラフルに染め上げ、音楽と同期した演出によってリズミカルに水が舞います。高さのある噴水が次々と打ち上がるタイミングに合わせて光が変化し、観ている人の感覚に訴えかけるショーとなっています。
演出される楽曲も冬らしい選曲がされており、クリスマスソングやクラシック調の壮大な音楽が多く、幻想的な雰囲気をより一層引き立てます。ショータイムは1日数回設けられており、数分間の短編ショーながらも強い印象を残す構成になっています。
このショーは水辺エリアにあるステージやプールを利用して開催されるため、風が強い日や低気温の日は防寒対策が特に重要になります。また、場所によっては水しぶきが飛ぶこともあるので、前方で鑑賞する際には注意が必要です。
「ウィンターファウンテン」は、ラグーナならではの“水のテーマパーク”らしさを体現するショーでもあり、夜のイルミネーション散策にちょっとしたサプライズと感動を添えてくれる演出です。見逃さないよう、ショースケジュールの確認を忘れずにしておきましょう。
アクセス・滞在のヒント
最寄駅・無料シャトルバス情報
ラグーナテンボスがあるのは、愛知県蒲郡市。公共交通機関でのアクセスで最も便利なのは、JR東海道本線の「蒲郡駅」経由です。名古屋駅から蒲郡駅までは、新快速を利用して約40分前後。そこからラグーナテンボスまでは、無料のシャトルバスが運行されています。
このシャトルバスは、蒲郡駅の南口を出たところから乗車でき、ラグーナテンボスの各施設(ラグナシア含む)まで直行するルートが用意されています。所要時間はおよそ15分ほど。特にイルミネーション期間中は、夕方から夜にかけての便が混雑しやすいため、早めの時間帯に利用するか、余裕を持った移動を心がけると良いでしょう。
なお、シャトルバスはラグーナテンボスの営業時間にあわせて運行されており、運行本数やダイヤは季節や曜日によって変更されることがあります。そのため、事前に公式サイトなどで時刻表を確認しておくのが確実です。
また、土日祝日やイベント開催日などは、臨時便が増便されることもあります。特にドローンショーや花火イベントがある日は、最終便が混雑しがちなので、帰りの時間も逆算して行動するのが賢明です。
公共交通機関を利用することで、運転の負担もなく安全にアクセスできる点も魅力です。小さな子ども連れのファミリーや、高齢の方にも安心しておすすめできる移動手段といえるでしょう。
駐車場・車でのアクセスルート
ラグーナテンボスへは、車でのアクセスも非常に便利です。東名高速道路の「音羽蒲郡インター」から約20分程度の距離で、主要な都市部からもアクセスしやすい立地にあります。名古屋市内からはおよそ1時間〜1時間半程度で到着可能です。
園内には広大な駐車場が用意されており、合計で数千台規模の駐車スペースが確保されています。駐車場の入り口は複数ありますが、ラグナシアを利用する場合は「第1駐車場」が最も近くて便利です。
駐車料金は普通車1台につき1,000円前後が目安となっており、時期によっては上限料金が設定されていることもあります。イルミネーション期間中は夜まで営業しているため、ゆっくりとイベントを楽しんだ後でも安心して帰路につくことができます。
ただし、花火やドローンショーの開催日など、特に来場者が多くなる日には、駐車場の混雑が予想されます。午後からの入場を予定している場合には、少し離れた第2・第3駐車場を利用することも視野に入れておくとスムーズです。
また、車での来園は天候に左右されにくく、防寒具や荷物を多めに持参したい方にもおすすめです。特に冬場は夜の冷え込みが強いため、車内にブランケットやカイロを常備しておくと、より快適に過ごせるでしょう。
混雑時間帯・おすすめ観覧時間
イルミネーション期間中のラグーナテンボスは、特に週末や祝日、クリスマスシーズンにかけて来場者が集中します。16時以降は入園ゲートや駐車場、シャトルバスも混み合いやすく、時間に余裕を持ったスケジューリングが求められます。
混雑のピークは点灯直前の17時〜18時頃と、人気イベント(花火・ドローンショー)開始の30分前が多く、これらの時間帯を避けることで、より快適に楽しむことができます。
おすすめの観覧時間は、日没直前の16時台からスタートすること。まだ明るさが残る時間に入園しておけば、園内を下見しながら、混雑が本格化する前に主要スポットを回ることができます。点灯と同時にライトアップの瞬間を体験できるのも、この時間帯の魅力です。
また、20時以降になると、家族連れや小さな子どもを連れた来場者が帰り始めるため、会場内は比較的空いてきます。夜遅めの時間帯はゆっくり写真を撮ったり、ショーを落ち着いて楽しむのに最適です。
平日に訪れると、さらに混雑を避けられるため、可能であれば平日の夕方からの来園がベストといえるでしょう。特に12月前半や1月中旬〜2月上旬の平日は比較的空いており、イルミネーションを静かに堪能できます。
宿泊・近隣施設情報(変なホテルほか)
ラグーナテンボスをゆっくり楽しみたい場合は、園内または近隣のホテルに宿泊するのもおすすめです。特に話題なのが「変なホテル ラグーナテンボス」。ロボットがフロント業務を行うユニークなコンセプトで知られ、家族連れやカップルに人気です。
このホテルでは、イルミネーション期間限定で「イルミネーションルーム」と呼ばれる特別な客室が用意されることもあります。部屋の中からイルミネーションが見える設計や、室内装飾が冬仕様にアレンジされていることがあり、宿泊そのものがイベント体験の一部になります。
また、ホテルの目の前がラグナシアなので、徒歩ですぐにアクセスできる利便性も大きな魅力です。遅い時間までイベントを楽しんでも、すぐに休めるという安心感があります。
近隣には、他にもビジネスホテルや旅館、温泉施設を備えた宿泊施設がいくつかあり、予算や目的に応じて選択が可能です。蒲郡市内には天然温泉を楽しめるホテルもあるため、イルミネーション鑑賞後に温泉で身体を温めるという贅沢なプランも実現できます。
予約はハイシーズンになると取りづらくなるため、特にクリスマスや年末年始の宿泊を検討している場合は、早めの手配がおすすめです。
注意したい服装・持ち物(防寒、カメラなど)
冬のラグーナテンボスは、海沿いの立地ということもあり、夜間は特に冷え込みが強くなります。イルミネーション鑑賞は屋外が中心となるため、しっかりとした防寒対策が必須です。
おすすめの服装としては、ダウンジャケットや厚手のコート、マフラー、手袋、帽子などの防寒アイテムが基本。特に足元は冷えやすいので、厚手の靴下やブーツを履くと安心です。また、風が強い日には風を通しにくいアウターが有効です。
持ち物としては、カイロ や ブランケット があると待ち時間やショーの観覧中に重宝します。さらに、レジャーシートがあると、座ってゆっくりと観覧する際にも便利です。
また、せっかくのイルミネーションを記録に残すために、カメラやスマートフォンも忘れずに。夜間撮影に適した機能(ナイトモード、手ぶれ補正など)があると、美しい光の風景をブレずに撮影できます。三脚の使用については場所によって制限があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
小さな子ども連れの方は、防寒具のほかに予備の着替えやおやつ、温かい飲み物を持参しておくと安心です。イルミネーションエリア内には飲食ブースもありますが、混雑して並ぶこともあるため、簡易的な保温ボトルを活用するのもおすすめです。
楽しみ方のコツと注意点
ベスト撮影スポット・タイミング
ラグーナテンボスのイルミネーションは、どこを切り取っても美しい写真が撮れるように設計されていますが、特に撮影におすすめのスポットやタイミングを押さえておくと、より魅力的な一枚を残すことができます。
まず外せないのが、新演出である「マリンファンタジア」。3つのドームが青い光に包まれているこのエリアは、内部だけでなく、外側から撮影することで幻想的なシルエット写真が撮れます。背景をぼかしたり、ドーム内の光が人物を囲むように構図を取ることで、映画のワンシーンのような仕上がりになります。
次におすすめなのが、「光の花手水」が行われる浜辺エリア。水面に映る光と空中に舞うドローンの光が重なる時間帯は、他では見られない幻想的な風景が撮影できます。ショーのクライマックスには花の形やハートなどが夜空に描かれるため、その瞬間を逃さずに連写モードを活用するのがコツです。
また、「クリスタルアーチ」は、正面からよりも少し斜めから撮影すると奥行きが生まれ、光のトンネル感が際立ちます。人が少ない時間帯であれば、アーチの中央でポージングしても絵になります。
撮影のベストタイミングとしては、点灯直後の「ブルーアワー」(日没後〜完全に暗くなる前)が最もおすすめです。この時間帯は空にまだ少し明るさが残っており、イルミネーションとのコントラストが際立ち、写真全体に透明感が出ます。
スマホでも綺麗に撮るには、ナイトモードやHDRを活用し、明るさを少し下げて撮ると、実際の見た目に近い仕上がりになります。可能であれば、簡易的なスマホ三脚を持っていくと手ぶれが防げてより鮮明になります。
混雑回避の戦略(平日、開園直後、閉園前など)
ラグーナのイルミネーションは非常に人気が高く、特にクリスマスや年末年始、週末はかなりの混雑が予想されます。混雑を避けてゆったりと楽しむには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
まず大きなポイントは、訪問日を平日に設定することです。特に火曜・水曜・木曜は比較的来場者が少なく、どのエリアも余裕を持って鑑賞できます。人気スポットも待ち時間なく撮影できることが多く、カップルや友人同士でのんびり楽しむには最適なタイミングです。
また、開園直後の時間帯を狙うのも有効です。日中から入園しておけば、園内のマップ確認や下見ができ、イルミネーション点灯の瞬間も良い場所でスタンバイできます。日没と同時に一斉に光が灯る瞬間は感動的で、空いている時間帯ならば写真撮影もスムーズです。
一方で、閉園1〜2時間前も狙い目の時間帯です。ファミリー層が帰宅し始めるため園内が徐々に空いてきて、撮影や散策がしやすくなります。寒さが厳しくなる時間でもあるので、防寒対策をしっかりしたうえで訪れると快適に過ごせます。
さらに、混雑を避けたい場合は、大型イベントが開催される日を避けるのも大事なポイントです。花火ショーやドローンショーの開催日には来場者が集中するため、それ以外の日を選ぶと落ち着いてイルミネーションを楽しめます。
あらかじめ公式サイトなどでイベントスケジュールと混雑予想を確認し、時間帯や曜日を調整することで、より快適にラグーナの幻想的な世界を堪能することができます。
雨天・強風時の対応とチェック方法
ラグーナのイルミネーションは基本的に雨天でも開催されますが、演出によっては一部中止・変更になる場合があります。特に注意が必要なのが、ドローンショーやプロジェクションマッピングなど、天候の影響を受けやすい屋外イベントです。
ドローンショーは風速や降水量によって中止になる可能性が高く、安全面を最優先に判断されます。そのため、当日の風速情報を事前に確認し、風の強い日は実施可否の情報を公式でチェックすることが大切です。
一方、通常のイルミネーション演出(光の装飾やトンネル、アーチなど)は雨天でも実施されるケースが多いため、しっかりとした雨具を用意すれば問題なく楽しむことができます。傘よりもレインコートを着用すると両手が使えて撮影も楽になります。
足元が濡れやすいため、滑りにくい靴や防水性のあるブーツがおすすめです。また、カメラやスマホを雨から守るためのビニール袋や防水ケースを持って行くと安心です。
天候の急変にも対応できるように、観覧スケジュールに余裕を持たせておくこともポイントです。ショーの時間に間に合わなくても、他の屋内施設やレストランで時間調整が可能なので、柔軟に動けるプランを立てておくと安心です。
事前の準備と情報収集で、雨の日でもラグーナのイルミネーションをしっかり楽しむことができます。
小さな子ども連れや高齢者向けポイント
ラグーナテンボスは、小さな子どもや高齢者と一緒でも安心して楽しめる施設が整っています。ただし、冬場の屋外イベントであるため、事前の準備がより重要になります。
まず、園内は比較的フラットな造りになっているため、ベビーカーや車椅子での移動も可能です。イルミネーションエリアの大半は舗装されており、夜間でも安全に歩けるように照明が整備されています。ただし、一部エリアには階段や段差があるため、事前にマップでルートを確認しておくと安心です。
休憩所やベンチも園内各所に用意されていますが、寒い時期は屋内のレストスペースやカフェを利用するのがおすすめです。園内には室内レストランやトイレも複数設置されており、おむつ替えスペースや授乳室も完備されています。
高齢の方と一緒に訪れる場合は、防寒具やホッカイロなどの寒さ対策グッズを忘れずに持参しましょう。夜間は体感温度がぐっと下がるため、長時間の観覧にはひざ掛けやクッション付きの折りたたみ椅子があると便利です。
子ども向けには、光るおもちゃやキャラクターグッズの販売ブースもあり、イルミネーションを見ながら楽しめる工夫が盛り込まれています。途中で疲れてしまった場合でも、室内施設での休憩や簡単なアトラクションでリフレッシュすることができます。
体力や体調に合わせて、無理のないスケジュールを立てることで、家族全員が快適に過ごすことができます。
最新情報を確認する方法(公式サイト・SNS)
ラグーナテンボスのイルミネーションイベントを最大限に楽しむためには、最新情報の収集が欠かせません。開催スケジュールやショーの時間、天候による中止情報などは、公式の情報源でこまめに確認しておくことが大切です。
最も信頼できるのは、ラグーナテンボスの公式サイトです。日ごとの営業スケジュールやイベント情報、チケット販売情報などが詳しく掲載されています。また、ショーの開始時刻や場所、注意事項なども都度更新されるため、来場前は必ずチェックしておきましょう。
さらに、ラグーナの公式X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウントも有効な情報源です。イベント当日の開催可否や、臨時情報がいち早く発信されることが多く、移動中や入園後でもリアルタイムで確認できます。
また、Instagramでは来場者による最新の投稿もチェックできるため、混雑状況や人気の撮影スポットなど、実際の様子を把握する参考にもなります。ハッシュタグ検索で「#ラグーナイルミネーション」や「#ラグーナテンボス」などを見ておくとよいでしょう。
加えて、混雑予想サイトや旅行会社の特設ページなどでも、開催概要や宿泊プラン、アクセス情報がまとめられている場合があり、トータルでの旅行計画を立てる際に役立ちます。
最新情報をしっかりチェックしておくことで、当日も慌てずスムーズに行動でき、ラグーナでの特別な夜を満喫することができます。
まとめ
ラグーナテンボスのイルミネーションイベント「光と水のカーニバル」は、2025年11月2日から2026年4月5日まで開催される、冬の東海エリアを代表する幻想的なナイトイベントです。毎年進化を遂げる演出の中で、2025‑26年シーズンは特に「マリンファンタジア」や「光の花手水」といった新たな試みが加わり、まるで物語の中に迷い込んだような体験が楽しめます。
昼とはまったく違う顔を見せる園内のイルミネーションスポットは、カップルにもファミリーにも、写真好きにもそれぞれの楽しみ方があります。さらに、ドローンショーや3Dマッピング、噴水ショーといったエンタメ性の高いプログラムも充実しており、一晩では遊びきれないほどの見どころに溢れています。
また、アクセス面や設備も整っており、公共交通機関でも車でもスムーズに来園可能。宿泊を組み合わせれば、日帰りでは味わえない深い感動やゆとりのある過ごし方も選べます。寒さ対策をしっかり行えば、冬ならではの澄んだ空気の中で、最高の思い出を作ることができるでしょう。
イルミネーションをただ“見る”だけでなく、“体験する”時代へと進化しているラグーナの冬。ぜひ今年は、大切な人と一緒に、その光の魔法に包まれてみてください。